2018年4月16日月曜日

運動不足は原因じゃない

皆さんが“ダイエット”と聞いて思い浮かべることは何でしょう?

『頑張って毎日ジョギングすること』でしょうか?

ダイエットにジョギングなんて必要ありません。

ダイエットに運動は不要です。

ジョギングは太った人が無計画に始めたら、膝を痛めますし、

ダイエット中に『ジョギングをしない理由』も、すぐ思いつきます。

・風邪気味だから

・明日早いから

・雨降ってるから

・今の時間は人が多くて、みっともないから

そして、ジョギングをやらなければ『ダイエットをサボったこと』になってします。

サボったら自己嫌悪になったり、ダイエットの失敗に繋がります。

しかも人間の体重はなかなか減りません。

1日にキロ単位で脂肪を減らすのは、物凄く大変です。

一般的にはフルマラソン2回分の運動量で脂肪1キロと言われています。

毎朝早起きして、出勤や学校の前にジョギングしたとしても、アナタの体重はなかなか減りません。

アナタは「あんなに頑張ったのに、体重が全然減ってない、もうやめちゃおう」と考えてしまいます。

だから『毎朝ジョギング1時間』とか『腹筋とスクワットを毎日100回』なんて、

あなたが今まで続けられたことのない、出来もしない計画を立てるのはやめましょう。

そもそもダイエットしたい人は、太ってる人です。

太ってる人は、そういう『日常的な運動や筋トレ』を、自然にすることがなかった為、結果的に太った人です。

そう言う人は運動ダイエットは向いていません。

「昔は運動部だったし、運動するのは好きだよ!」と言う人も、

今は運動してないから太ってしまったんですよね?

そういう自発的に運動しないから太った人も、運動には向いていません。

苦手なことを無理にやろうとしても、失敗するだけです。

世の中には「基礎代謝アップして、太らない体になりましょう」なんて本もありますが、

「太ったからダイエットしたい人は、その基礎代謝の維持向上ができません」

基礎代謝の維持向上のためには、日々の運動が欠かせません。

それがいくら短時間でできる筋トレでも、運動しないで太った人には試練の連続です。

太った人に対して「基礎代謝アップしたり、有酸素運動して痩せましょう」と言うのは、

”運動が苦手な人”に「運動神経が良い人は効果的なエクササイズができます」と言ったり、

”お金がない人”に「お金があればこういう事が出来ます」と、的外れなアドバイスをするようなものです。

それは、結果として太った人の事を、何も考えていない証拠です。

「運動・筋トレ・ダンス・呼吸法で痩せましょう」という本は、ダイエットに向いていないので、読まないことをオススメします。

しかし、そういった運動やダンスなどを長期的に行い、汗を流しながら、

『決意の計画』や『努力の結晶』みたいな事をやらないと、

ダイエットが出来ないと思い込んでる人がたくさんいます。

中には「運動しないで、楽してダイエットなんて出来るわけがない」と言う人も居ます。

むしろそういった思い込み、固定概念こそが、ダイエットを失敗させる最大の要因です。

それは自分一人を、過酷な選別試験に挑むようなものです。

自分一人が痩せるために、そんな事をする必要はありません。

アナタはプロ野球選手になるわけでも、優秀なビジネスマンになるわけでもないのです。

ただ痩せればいいだけです。

そのためには誰かから選ばれる必要は無いし、過酷な試練を乗り越える必要もありません。

1人だけが試験に挑み、失敗して挫折しても、何の意味もありません。

あなた自身が太った原因をみつけて、原因を改善していくだけでいいのです。

それには決意の計画も、努力の結晶も必要ありません。

原因が見つかれば、改善するのは毎日1%でも良いんです。

アナタが出来る範囲でいいんです。

それでも原因を見なおしているので少しずつ改善します。

そしてその『アナタを太らせている原因』は『アナタの普段のライフスタイル』です。

アナタは自然に日々の生活で太っているんです。

そんなアナタが自然に選択しなかった、ダイエットやエクササイズをやろうとするのは無謀です。

それでも多くの人が、痩せるためには”運動”を思い浮かべますが、

運動して痩せることは、大変難しいのです。

いかに大変か、食事と運動の違いを比べてみましょう。

■食事

・量をワンランク下げる(特盛→大盛り、大盛り→並盛、並盛→ご飯少なめ)

・ラーメンのスープを飲まない

・食後のデザートは止めて、3時のオヤツにする

・カップラーメンをノンフライ麺の商品にする

・野菜を先に食べる

・お菓子を1箱食べないで、2・3個食べたら冷蔵庫へ

■運動

・毎朝1時間ジョギングする

・毎日筋トレする

・週末はスポーツジムに行く

食事と運動どちらが簡単でしょうか?

間違いなく食事です。

なぜなら食事は日常生活であり、自然と行う行為です。それをちょっと控えるだけです。

それに比べて運動は、ダイエットのためにわざわざやる行為です。

運動をするためには、時間やお金や労力や準備や移動等が必要です。

自然と毎日行う食事を微調整する方が、はるかに簡単です。

ドーナツ3個を、明日から2個にするだけでもいいんです。

「食べるのをサボる」とも言えます。

それを続けていけば、少しかも知れませんが、確実に痩せることが出来ます。

しかし、運動は日常+アルファです。

現代人は運動しなくても、直接的に死にはしません。

昔のように長い距離を歩いて狩りに行かなくても、コンビニや食べ物屋で食事ができます。

砂糖が入った飲み物をが手に入る自動販売機も街中にあります。

多くの現代人にとって、運動はいつでもやめれる遊びやオマケのようなものです。

だから『毎日たった5分の運動で痩せる体操』は、聞こえが良くて簡単そうですが、

実態は『いつでもやめれるから失敗しやすいダイエット』なんです。

運動で痩せるのに向いてる人は”普段から自発的に運動をして、元々太っていない人”です。

そういう人が、例えば入院して太った時に、少しずつ食事や運動の量をもとに戻してダイエットするのは、とてもいいことですが、

普段の生活で運動しないから太った人には向いていません。

決心して運動をする時点で、その人に運動ダイエットは向いていないのです。

そして『20分以上の有酸素運動をしないと痩せない』なんて、思い込みは捨てましょう。

人間は椅子に座っていても、今ホームページを見ている時でさえ、脂肪は消費されているのです。

そもそも20分以上の有酸素運動って何でしょう?

ジャージに着替えてジョギングを始めて20分でしょうか?

それって、19分ごとに1分休憩したら、毎日2時間ジョギングしても痩せないのでしょうか?

それならば、お洒落して、ショッピングや遊園地に出かけて、

3時間も歩いてクタクタな時でも、脂肪は減っていないのでしょうか?

普段着で掃除や洗濯などの家事を1時間しても、脂肪は減らないのでしょうか?

世の中の痩せている人は、全員20分以上の有酸素運動を毎日欠かさずやっているのでしょうか?

そんなわけないですよね?

『20分以上の有酸素運動は、脂肪を消費するのに”効果的”』であって、

『20分以上運動しないと”痩せない”』じゃないんです。

なのに『20分以上運動しないと意味ない』と認識している人が多いので、

そう思っていた人は認識を改めましょう。

巷の根も葉もないダイエット情報に惑わされて、

やりたくもない有酸素運動を、時間をかけてやる必要はありません。

そもそもアナタが朝ごはんと食べなくても、お昼まで活動できるのは、

『寝てる間に脂肪を血糖に変換して消費しているから』です。

そうやって人間は20分間のジョギングをしなくても、元々脂肪が減るのです。

つまり運動をしなくても、適切な量の食事を続けていれば、

その生活と食事量に合わせた体型に自然となっていきます。

『運動しないと痩せない』はただの思いこみです。

それにジョギングや、ダイエットダンスやエクササイズを、10年も20年も続ける気がありますか?

運動で10キロ痩せても、そこで止めれば、リバウンドが待っています。

最初は、体質が変化しているので、太り難くなっていますが、

運動をやめてしまえば、筋肉や心肺機能はだんだん元通りになってしまいます。

食生活は見直していないわけですから、運動をやめれば、リバウンドするに決まっています。

「運動して基礎代謝アップして痩せにくい体質」

それはとても小さな要素で、一時的なものに過ぎません。

基礎代謝をアップして痩せた人は、一生その基礎代謝を維持し続けなければいけません。

そして『痩せたい人の多くは、その基礎代謝の向上と維持』が”苦手”です。

運動をしたからといって、食べ放題の特権を得るわけではないのです。

学生時代に運動部だった人が、大人になって運動をやめたら太るケースは珍しくありませんが。

アナタが運動でダイエットをしても、それは全く同じです。

「運動して痩せる→運動を止める→太る」

これはただのリバウンドです。

そして世の中には「運動してるから、いくら食べても太らない人」なんて、居ません。

そう言う人は『運動をしている分、たくさん食べても太らない人』です。

更に正確に言えば『運動をたくさんする生活スタイルに対して、適量の食事をしている人』に過ぎません。

それは『運動をしないけれど、適量の食事をしているから太らない人』と本質は同じで、

太ってない理由は『適量の食事をしていること』です。

つまり太っている人、痩せられない人の”原因”は『生活スタイル以上に食べ過ぎているため』であり、

運動は”要素”にすぎないのです。

・運動する人が食べ過ぎれば太る

・運動する人の食事が適量なら太らない

・運動しない人が食べ過ぎれば太る

・運動しない人の食事が適量なら太らない

運動をしたければ、しましょう。

「運動は無駄」なんて言いません。

でも太った原因である『食べ過ぎ』から目を背けて、

妄信的に『運動しなければ痩せられない』と思い込むのは間違っています。

運動を『大切なことや素晴らしいこと、努力、肥満に与える罰』等と勘違いして、

ダイエットのために苦手な運動するのは無謀だからやめましょう。

アナタが太っている原因はただの「食べ過ぎ」です。

「でも食べないで痩せるなんて不健康だ」

「体が弱ってリバウンドしやすいじゃないか」

と不安になりますか?

『筋肉が弱るほどの極端な食事制限をして痩せましょう』なんて、言いません。

『生活に合わせた適切な量の食事をしましょう』と言っています。

そして『不健康や不健全』なイメージがある方は、比べる対象が間違っています。

それは『毎日たくさん運動するために、しっかり食べるスポーツマン』のような理想像と比べていませんか?

『適切な量の食事をして太らないこと』と比較すべきは『必要以上に食べて太ること』です。

これは全然不健康ではありません。

しかも『食べ過ぎて太ったから運動してダイエットする』のは、『運動がしたいからしっかり食べる』のとは違いますね。

やっていることは表面上似ているかもしれません。

しかし、目的と手段が逆ですね。

だから、運動ダイエットは失敗しやすいのです。

適切な量の食事をして続けて痩せるためには、

今まで食べる必要がないのに惰性で食べてしまったものを、控えることから始めましょう。

大盛りを頼んで、最後苦しかったことありませんか?

なら、明日は並盛にしましょう。

お昼を並盛にした程度で、餓死しませんよ。

後でお腹が空いたら軽食を食べましょう。

人間は一度にお腹いっぱい食べると太りますが、

控えめな量の食事なら、お腹が空くたびに食べても太り難いものです。

そうやって、その時必要な量の食事をこまめに摂ることを習慣化すると、

お腹が空きにくく、太りにくく、痩せやすくなり、食事の総量も減らしやすくなります。

「でも私はそんなに食べてないのに太っているよ。だって私は大盛りなんて食べないもん」と思った人は、

それがただの思い込みだと言うことを知りましょう。

あなたが例え『並の量の食事』しかしない人でも、

あなたが太っているなら、あなたの生活スタイルにとって、それは『食べ過ぎ』です。

お店や食品会社は、アナタのライフスタイルや体格を知りません。

だから『万人に標準的な量』を”並”や”1人前”と表記しているに過ぎません。

並は成人男性が満足する量を基準にしている事が多いのです。

アナタが大盛りやオカワリをしない人でも、アナタが太っているなら、普段の量は”食べ過ぎ”です。

並盛りなのに太るアナタは「ご飯少なめ」や「残して後で食べる」「1個にしておく」等の微調整をして、食べ過ぎを辞めていきましょう。

そして外食時や、あとで食べれないものは、残して捨てましょう。

そうやって、食べ過ぎを少しずつ減らしていくことは”運動を嫌々続けること”に比べて、とても簡単なため、一生続けることができます。

でもアナタは食事を残す(場合によっては捨てる)事に抵抗が有りますか?

それは「作ってくれた人の気持ち」が問題ですか?

『作ってくれた人』のためにアナタは『不健康に太っている』のでしょうか?

また『作ってくれた人』は『アナタが健康を害して太ること』を嬉しく思うのでしょうか?

『作ってくれた人』には『アナタの健康を害する』権利があるのでしょうか?

もしくは『ご飯が食べたくても食べられない人がカワイソウだから』でしょうか?

でも、あなたが食事を残さず食べても、ご飯が食べられない人は助かりません。

あなたが太るだけです。

「残さず食べるのが偉い」と言う人が居ますが、それは自己満足の押し付けです。

ご飯が食べられない人の代わりに、アナタが太るほどお腹いっぱい食べることが偉い理由は何でしょう?

・ご飯を残さず食べる『食べた人が太る』『ご飯が食べられない人は助からない』

・ご飯を残す『痩せる、太らない』『ご飯が食べられない人は助からない』

それより『残したことを反省して、次から無駄にしないように最初から控えめの量を用意をして、アナタ自身が健康になる』そのほうが建設 的で、無駄も減るのではないでしょうか?

やりもしない運動よりも、まずは食べ過ぎを見直し、十分食べたなら食事を残して反省しましょう。

■まとめ

・太る原因は食べ過ぎ

・太っている人は運動に関わらず食べ過ぎ

・食事を改善するのは運動に比べてとても簡単

・食べ過ぎをやめるだけで ちゃんと脂肪は減る

・健康を害するほど食事を減らす必要はない

・運動はダイエットに向かない

・運動は偉いことでも努力でもない

・運動せずに痩せることは 楽して痩せるわけではない

・運動して痩せるなら 痩せ続けるために運動が必要

・運動したからといって 食べ放題にならない

・20分以上の有酸素運動をしなくても脂肪は減る


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痩せる食品なんか要らない

痩せる食品なんか要りません。

そんなものダイエットに不要です。

痩せたいなら、アナタが食べたいものを食べましょう。

人間の体は、食べる必要が有るものを「食べたい」と思うようにできています。

肝臓の手術をした人が、好物でもないチーズを無性に食べたくなって、

大きなチーズを買って、かじりついた話があります。

※術後の体が、タンパク質を欲したと考えられます。

アナタは体から水分が失われた時、喉が渇きませんか?

汗をかいたり、サウナに入ったり、寝起きの時は、喉が渇きませんか?

喉が乾くのは、水分が減っているからです。

アナタは朝から何も食べてないなら、お腹が空きませんか?

仕事が長引いてお昼から10時間も経ったら、お腹が空きませんか?

これらは全て普通の現象、当たり前のことです。

疲れがたまっている時は休みたいし、眠い時は寝たいのです。

体が自然と欲してることをして、体に悪いわけがありません。

眠い時に寝るのを我慢して、疲れているのに無理をしても、体を壊すだけです。

お腹が空いたら食べましょう。

食べたいものを、是非食べてください。

偏食なんて駄目です。

いくら食べても欲しい栄養が、体に入ってきません。

だから満足することがなく、たくさん食べたくなるのです。

太った人の中には、肉が苦手で、炭水化物ばかり食べている人も居ます。

肉や野菜は体の材料(栄養)ですが、炭水化物はエネルギー、すなわち糖です。

余剰に吸収した糖は、脂肪に変換されて体に備蓄されます。

だからと言って糖が悪というわけではなく、摂らなすぎても体に悪いだけです。

安易に『炭水化物抜き!』と決めても良い事はありません。

要は程々。

今より痩せたいのであれば、普段より少し控えるなどの小さな対処をしましょう。

そして牛肉が食べたいなら、牛肉を食べましょう。

牛肉は鉄分が豊富な上に、ほうれん草などと違って、とても鉄分の吸収が良い食品です。

貧血の女性に最適と言われています。

でも『ダイエットのために肉は鶏肉だけ!』等と決めていたらどうでしょう。

体調を崩して、ダイエットを中断し、

結局痩せれず健康を崩しただけ、と言う事態も十分考えられます。

でも気をつけてくださいね?

「牛肉を食べましょう」ではなく「牛肉を”食べたいなら”食べましょう」です。

「牛肉を食べれば痩せれます」とも言っていません。

食べたいものを食べましょう。

でも痩せたいなら量は控えめにしましょう。

お腹が空いたらまた食べましょう。

控えめな量の食べたいものを食べていれば、

それが原因で健康を害することも、太ることもありません。

こまめに食べて、お腹を空かせず、必要な栄養が入ってくれば、

必要以上に食べない様に、食欲を制御することも簡単になります。

「お腹いっぱい食べたい」と言う衝動も無くなっていきます。

そうすれば、必要以上に食べることをせずに、

食事の量を控えることが容易になります。

つまり、お腹が空いたら我慢せずに、食べたいものを食べることが、痩せることに繋がるのです。

それに比べて、炭水化物が無いと頭が働かず、体も動かせないのに我慢したり、

タンパク質やミネラル、ビタミン類が無いと体を健康に保てないのに、偏食を続けていても、

異常な飢餓感や、体の異常がいつまでも治りません。

そんな状態では、食事を控えたり、ジョギングする等もってのほか。

ダイエットの難易度も飛躍的にあがるでしょう。

苦しい思いをして、何かに耐える事が努力だと思っているならやめましょう。

お腹を空かせて1日1食にしても良い事はありません。

短期的に痩せるかもしれませんが、それがどれだけ続けられますか?

体も弱り果てて、健康を害し、筋肉も衰えて、太りやすい体の出来上がりです。

そして痩せた後も1食を続けますか?それとも食事回数を増やしますか?

弱り切った体で飢餓感と闘いながら2食、3食、食べれば、たちどころにリバウンドするでしょう。

そうやって多くの人がリバウンドしています。

そんなことをしても辛い思いをするだけですから、変な食事制限はやめましょう。


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岡田斗司夫さんのミス レコダイの敗因と リバウンドの原因

岡田斗司夫さんの考案したレコーディングダイエットは、一時期とても有名になりました。

書籍『いつまでもデブと思うなよ』はたくさん売れたので、ご存じの方も多いと思います。

ご本人も1年でおよそ50キロのダイエットを達成し、健康的な外見になりました。

しかし、あれから5年経った今、ご本人は明らかに太っています。

2013年現在、85キロ程度はあるでしょう。

身長は171だそうですので、岡田さんのBMI計算をしてみましょう。

■BMIの目安
30以上 アメリカで肥満
25以上 日本で肥満
22    統計的に疾患が少ない 健康的な値
20.75  統計的に離婚率が低い モテ体型
18.5未満 痩せすぎ ※女優さんやモデルさんに多い
■岡田斗司夫さんのBMIの推移

ダイエット前 体重117キロ BMI40.0


※アメリカ基準でも肥満となります。

明らかに太ってましたね

ダイエット後 体重67キロ BMI22.9


※大変健康的ですね。

もうちょっと絞っても良いと思います。

現在   推定体重85キロ BMI29.0

※日本の基準で肥満ですね。

今の写真を拝見すると、明らかに太った人と言った印象を受けます。

間違いなくリバウンドしてます。

とても説得力のある、レコーディングダイエットを考案した方なのに、何故リバウンドしてしまったのでしょうか。

レコーディングダイエットには、どんな問題があったのでしょうか。

まず、岡田斗司夫さんは以前、下記のように話していました。

「ダイエットの為の運動とは、【日常にプラスしてやること】であり、毎日サボる危険がある。

つまり運動ダイエットは、毎日が挫折や失敗と隣り合わせになる。

それに比べて、食事は誰でも毎日食べるため、食事管理なら毎日3回もダイエットのチャンスが有る」

しかし、岡田斗司夫さんはせっかくダイエットに適切な食事療法を選択したのに、

途中から【カロリー制限】をしてしまいました。

レコーディングダイエットの最大の失敗は、この【カロリー制限】です。

【カロリー制限】をしてしまっては、

食事も運動と同様に、挫折や失敗と隣り合わせに転じてしまいます。

自分のお腹の空き具合や体調ではなく、カロリーと言う数字を基準に制限してしまっては、

「お腹が空いたけど、今日はこれ以上は食べちゃ駄目だ、我慢しよう、辛いなあ」

「この料理食べたいけど1000キロカロリーもある、我慢しよう、辛いなあ」

と言ったように、食事も1日3回の我慢になってしまいます。

せっかくのチャンスが試練に転じてしまいました。

岡田さんは、自分のお腹の空き具合や体調ではなく、

身長と年齢から割り出した”1500キロカロリー”という基準を元にダイエットをしました。

摂取カロリー制限をした岡田さんは、見事なダイエットをしましたが、その後酷いリバウンドをしました。

自ら考えた「チャンスと失敗の話」を、食事に応用することをしなかったがために、

失敗の可能性が高い”食事の我慢”を繰り返す生活が、その後のリバウンドを誘発したわけです。

カロリー制限をして、身体をガリガリにしぼり、

食事も「食べたいか食べたくないか」ではなく、カロリーで選んでいるため、栄養も偏りがちです。

そんな状態の体からは、餓死の危険から逃れるために、強烈な飢餓感が生まれます。

これは人間が本来持っている、死に抗う強烈な衝動です。

人間が精神力や理屈でそれに逆らうのは大変難しい上に、

元々食べ過ぎて太っていたような人には、耐えることなど出来ません。

そして岡田斗司夫さんは失敗してしまいました。

食事の度に襲う、強烈な飢餓感に毎日3回も晒されて5年、

彼はリバウンドし、肥満体型に至ったのです。

このように考えてみると、

カロリー制限をしたダイエットが、いかに過酷でリバウンドしやすいかが、はっきりと分かりますね。

では次は、カロリー制限以外も含めて、リバウンドを考えてみましょう。

■せっかくダイエットした多くの人が、何故リバウンドするか?
・運動して痩せる→目標達成、運動中止→リバウンド

・好物を我慢して痩せる→目標達成、好物を食べる→リバウンド

・カロリー制限して痩せる→目標達成、カロリー制限中止→リバウンド

これらは当たり前の結果です。

カーヴィーダンスをして痩せても、ダンスをやめたら太るし。

炭水化物を抜いて痩せても、また食べれば太ります。

運動やカロリー制限や好物の我慢は、偉いことでも努力でもありません。

言わば、ダイエットの儀式に過ぎません。

儀式は『ダイエットをしている実感』はあるかもしれませんが、

実際は無意味で逆効果で、リバウンドへの近道です。

それでは、ただの無計画な ”やっつけ仕事”のようなものです。

じゃあ、どうすればいいか?

それは、一生続けられる程度の、軽微な生活の改善を繰り返していれば良かったのです。

ダイエットに根性や努力なんて不要です、

頑張らなきゃ出来ないような方法を選ぶことが、そもそもの選択ミスです。

・ダイエットのために付け焼刃の運動をせず、食べたいもの食べる。

・満腹になるほど食べず、お腹がいっぱいなら残して、次から控えめな量を注文する。

・栄養が偏らないように、カロリーなんか気にしないで、食べたいものを食べる。

・腹が空いたら、軽食をとる。

・甘いお菓子が食べたいなら、食べる。

・肉や卵が食べたいなら食べる。

お腹が空く度にコマ目に少なめの食事を繰り返していれば、次の食事も控えめな量で過ごせます。

お腹が空くたびに、程々の食事をする生活を送りましょう。

毎日お腹が空かない生活を続けていれば、だんだん強烈な食欲も湧かなくなり、

食事の量も控えめになり、だんだん脂肪が減り、体重も落ちてくる。

レコダイを利用するなら、カロリー計算なんかせずに、

毎朝、昨日の食事のメモを見れば良い。

そうやって生活していれば、

「昨日の昼飯でデザートは要らなかった、今日はデザートをやめて、夕方にオヤツを食べよう」

「昨日の夕飯で頼んだ大盛りは最後苦しかった、今日は並盛にしよう」

そうやって昨日の反省を、今日の食事に反映する。

しかしこれはレコダイが無くてもできることですね。

レコダイの必要性はどこにもありません。

「理由はないけど、どうしてもレコダイをしたい」

「メモを取らないと私は反省できない」

そういう人だけ、レコダイを利用すれば良いのでは無いでしょうか。

各自が自然と食べたいものを選びながら、「食べ過ぎちゃったなー」と言うものだけ反省して、食生活の修正を続ける。

そうやって節度のある食事に慣れれば、後から自然に体重が減ります。

そういった生活を続けていれば、毎日ダイエットのチャンスのまま過ごせたのです。

要らない食事を省いて、食べたいものを食べれば、

ストレスを感じること無く、ゆるやかなペースで減量できます。

やがて理想の体型になったら、その時のペースの食事を続ければ良いのです。

運動を止めたり、好物やカロリーを解禁したりする事はありませんから、リバウンドする要素がありません。

あなたに適した量の食事を続け、理想の体型のまま過ごせます。

その時の生活は、自分で自然に選択した生活ですから、維持するのは簡単です。

岡田斗司夫さんのように、1500キロカロリーに制限して、なんとかたどり着いた体重ではありません。

イヤイヤ運動して、なんとかたどり着いた体重でもありません。

ヘルシー献立や低カロリー食品ばかりを食べた体重ではありません。

アナタ自身が選んだ食事を、適度な量食べる生活から、耐え難い強烈な飢餓感は湧きません。

「お腹がすいたから、コンビニのおにぎりでも食べよう」

「お腹すいたけど忙しいから、買い置きのお菓子でも食べよう」

「お昼にラーメンを食べよう。量は並で十分」

「ここのお店の量ならお腹がいっぱいになるから、デザートは要らない」

「このカップ焼きそばは、もう十分食べた。残りは冷蔵庫に入れて、後でお腹が空いた時にチンして食べよう」

そんな食生活の人は、リバウンドしません。

特殊なダイエット法はしなくていいのです。

多くの人が根拠もなく思い込んでいる『ちゃんとした食事を1日3回食べるのが良い。間食なんか駄目。朝ご飯は食べなきゃ駄目』

そんな思い込みを捨てて、食べたいものを食べたい時に必要十分な量だけ食べる生活にしましょう。

お腹が空く度にお菓子をつまんで痩せてる人は、全員が太り難い体質でしょうか?

いいえ、その人達は太り難い食べ方をしています。

1日3食「主食 オカズ 汁物 サラダ」をしっかり食べて、お腹が空いても間食しない。そして太っている。その人達は全員太りやすい体質 でしょうか?

いいえ、太りやすい食べ方をしています。

世の中には思い込みで太っている人がたくさんいます。

お腹が空いたら軽食を食べて、飢餓感の無い生活を続けましょう。

そして今は大盛り牛丼や、ラーメンを替え玉してる人でも、そういった生活になることは可能です。

先程までのことを応用して、考えてみましょう。

まず、お腹が空いたら少し食べて落ち着くことが出来るようになれば、

餓死の恐怖に怯えるように、山盛り食べて、お腹に食べ物を詰め込む気は薄れていきます。

『お腹いっぱい食べたい衝動』があるのは、今の生活でお腹が空いたままの時間が長いからです。

12時のお昼に大盛り牛丼を食べて、20時にラーメン屋さんで替え玉する生活の人も、

16時にちょっとした軽食を食べて、お腹が落ち着くようにしましょう。

そしたら12時の牛丼は並盛でも大丈夫、だって後で軽食を食べるんですから。

20時のラーメンで替え玉は要りません、だってさっき軽食を食べたんですから。

4時間毎に食事を摂ることで、空腹と満腹の落差が減って、飢餓感とは無縁の日常になります。

飢えと無縁の日常を過ごしていると、日に日に食欲が落ち着き、お腹いっぱい食べる気が無くなってきます。

体に言葉は通じませんが、こまめに食事を摂ることは出来ます。

血糖値を急変動させず、安定するような生活をしていれば、飢餓感が生まれないため、身体は必要以上の食欲を出さなくなります。

正常な食欲になったあなたは、やがて並盛の牛丼を食べ終える時に「最後苦しい、多い」と思うようになるでしょう。

そしたら次は「ご飯少なめでお願いします」と注文すれば良いのです。

だってお腹が空いたらまた後で軽食を食べればいい。

大盛を完食していたアナタも、そうやってその時のアナタにとって自然で控えめの量を注文する、小食な人間になります。

そして節度のある量とは言え、自分が食べたいもの、普段食べているものを食べる生活に、ストレスはありません。

やがて、ゆるやかに体重が減り、減った体重も再び増えない生活が待っています。

ダイエットにカロリー制限なんて不要なんです。

当然、厳しいカロリー制限や、激しい運動に比べて、減量のペースは落ちるでしょう。

でもそれは半年が1年になる程度の話です。

むしろ、ゆるやかに体重が減る方が、リバウンドする危険性が減少します。

急激にダイエットすれば皮も伸びます。

運動してダイエットしたら筋肉の補修のために、体の材料のタンパク質が使われて、

伸びた皮はそのまま、肌は荒れてしまいます。

現に筋トレをするとタンパク質が失われて4倍風邪をひきやすくなるというデータも有ります。

しかし緩やかにダイエットしつつ、食べたいものを食べていれば、タンパク質がそのように不足することもなく、美容を保ちながら痩せるこ とが出来ます。

そしてこの方法は、太っている人が普通の体型になるため、と言う訳ではありません。

「モデルのようにスリムな体型になりたい」という人にも有効です。

BMI18以下のスリム体型に痩せたい人も、日々の食事を少しずつ節制し、

体型が目標に至った所で、その時の食事の量のままの生活続ければ良いのです。

急激な変化がないので、体に負担が少なく、飢餓感も少ない。

お腹が空いたら、その時食べたいものを少し食べて、無理に運動をしなくても良い。

それに比べて、世の中で宣伝されているダイエット法は、大変辛いものです。

『酵素液を飲んで、夕食をプロテインに置き換え、慣れないエクササイズ、筋トレで基礎代謝アップ』

それでBMI18を達成しても、運動をやめたり、好物を食べれば元に戻り始め、無理に続けても体を壊します。

酵素液やプロテインドリンクを飲み続け、

好きな食べ物を我慢して、イヤイヤ運動して、

飢餓感と闘いながら、体に悪いカロリー制限をして、

何かを失敗する度に毎日自己嫌悪になるダイエットなんて、やめましょう。

そんなことは失敗するに決まってます。

冷静に考えてみましょう。

世の中の自然に健康で痩せている人達の多くは、そんな変わった生活をしていません。

しかもその方法を頑張った先にあるのは、一時的で不健康な減量と、リバウンドです。

それは努力ではありません。

ただの無計画です。

奇抜で裏技のようなダイエット法に惑わされずに、

自分の食生活を見直して、今日食べ過ぎた反省を、明日に活かしましょう。

こんな当たり前のことこそが、健康的で失敗の少ないダイエットです。

追記

2013年10月10日の岡田斗司夫さんのブロマガ「岡田斗司夫のダイエット再開が成功!記念プレゼントあります」にて、

「カロリー制限とか気にせず、なによりも正直に、食べたら数分以内に書く。

この原則を忠実に守り、8月終わりからレコダイを再開しました。

現在、僕の体重は83キロ前後。8月末より3キロ、先々週より1キロ、痩せています。

体重グラフも順調に右下がりでひと安心。」

と、ご本人が記されていました。

引用元URL http://ch.nicovideo.jp/ex/blomaga/ar363120

大変素晴らしいことだと思います。

岡田斗司夫さんの最大の失敗は、根拠の希薄な『カロリー制限』と言うルールであり、

食事や運動に対する捉え方は、的を得ている面も多いのです。

次は不必要なルールを設けずに、リバウンドしないダイエットを実現して欲しいと思います。

尚、現時点で残る懸念をあげるならば、それはレコーディングダイエットそのものです。

レコーディングダイエットをしなければ痩せられないとか、レコーディングダイエットのお陰でこんなに簡単に痩せられるという明確な理由 はありません。

食事のメモを取らなくても、多くの人が、「太っているのは食べ過ぎである」と原因に向き合い、日々の生活から、不要な食事を減らせば、 痩せることが出来ます。

それにくらべて、レコーディングダイエットと言う『食べたらメモを取らなければいけない日課』は『毎日ジョギングしなければいけない日課』 に近いものです。

つまり失敗の可能性が上がります。

そしてメモを取らなくても多くの人が痩せることが出来ます。

更に痩せている多くの人が、食事のメモは取っていません。

みな、自然と節度のある生活をして、痩せているのです。

その上で、レコーディングダイエットの必要性を強いてあげるならば、それはジョギングや筋トレやカーヴィーダンスと同じように、『これを やれば痩せられる』と言う『ダイエットの儀式』『自己暗示の為の方法論』だとしか思えません。

それによって、読者に「レコーディングダイエットのお陰で痩せた」と思い込ませ、口コミが広まり、本が売れ、正当性も示されるという、岡 田斗司夫さんの為のメリットが考えられます。

これは肥満の悩みを抱え、ダイエットをして痩せて、肥満やダイエットの悩みから解放されたい人にとっての必要性ではありません。

レコーディングダイエットの実態は、岡田斗司夫さんの商業的な売り文句に過ぎないのです。


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